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サービスロボットが活用されている代表的な業種についての解説

ニュース 2023-02-09 480 次

近年急速に市場拡大を続けるサービスロボット市場

2019年末より新型コロナウイルスが発生し世界中に感染拡大が広まりました。日本にも翌年2020年2月に東京港に寄港したダイヤモンド・プリンセス号船内で新型コロナウイルス感染症事例の発生が最初の確認事例となっています。これまでにも疫学的にはエボラ出血熱やデング熱など感染症の流行は世界中で発生していました。しかし、全世界で大問題となるウイルスの蔓延はロボット技術が発達してきた近年では発生した事例は他になく新型コロナウイルスが初めてでした。

欧米諸国や中国では、ロックダウンという強い経済活動の制限措置が取られ、日本でも、夜間20:00以降の飲酒が規制されたり、4名以上同席させないなど数多くの対策が打たれました。マスクの徹底、三密を回避する行動を日常的に求められるようになりました。このように各国、各地方で経済活動を制限される中、非接触接点で営業できるロボットを活用した感染症対策へのニーズが新たに創出され社会変化を捉えサービスロボットの領域において大きな変化が発生しました。

コロナ禍でサービスロボットの活用範囲が広がると、病院のサービスロボットの活用促進が進みました。 医師や看護師がコロナ患者を受入れる病棟に入る機会を減らすためにコミュニケーションロボットやものを運ぶ搬送ロボットが積極的に利用されることになりました。搬送用ロボットやコミュニケーションロボットは病院で新たに創出されたアプリケーションとして活用されていたものの、コロナ禍で消毒用ロボットやPCR検査ロボットなどこれまでにない需要が生まれることとなりました。

飲食店でも、配膳ロボットが活用されるようになりました。これまで飲食店でロボットを目にする機会は多くありませんでしたが、 コロナ禍で従業員と利用客との接触回避や飲食物を介したコロナ感染リスク回避のために利用されるようになりました。また、ファミリーレストランを中心に極端に人員配置が減らされ、タッチパネルによるオーダー受付、水やドリンクはドリンクバーから顧客それぞれが提供するスタイルが増え、人との接点が急激に低下いたしました。

アメリカや中国では、屋外で搬送ロボットやドローンが積極的に活用されるようになりました。これまでにない需要が発生したこともコロナ禍における大きな変化でした。

 

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