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AGV(自動誘導型搬送車)/AMR(自律走行搬送ロボット)とは?ロボットバンクが解説します!【第二弾】

ニュース 2024-03-11 613 次

AGVとAMRの違いと適用領域

物流や製造業界での生産性向上に貢献するAGVとAMR。それぞれが持つ特徴を理解することで、より効果的な活用が可能となります。

🔵移動方法と範囲の違い

AGV(自動誘導型搬送車)

  • 移動方法:磁気テープやガイドワイヤーによる案内
  • 範囲:固定されたルート内

AMR(自律走行搬送ロボット)

  • 移動方法:自動臨機応変にルートを生成し、障害物を避けながら進行
  • 範囲:物品などのレイアウトが変化する環境への適応

AGVは、固定されたルートを走行し効率化を図るのに特化しています。一方、AMRはセンシング技術を活用し、レイアウトの変更や障害物にも柔軟に地図を作成し、その中で最適な経路を計算します。自動的に人間と共同で物品を運ぶことができる、それが人間-ロボット協働(HRC)と言われる所以です。

AGVとAMRの共通点

AGVとAMRはどちらも自動化技術を活用した搬送システムであり、労力削減や作業効率を向上させます。

AGVとAMRの違い

大きな違いは「人間との協働性」と「環境への適応性」です。AGVはあくまで搬送車両であり、人間と協働するようには設計されていません。一方、AMRは人間と協働しながら作業を行うことが可能です。

また、環境への適応性についてもAMRのほうが優れています。AGVはルートが固定されているため、物流センターや製造フロアなどレイアウトが頻繁に変わる現場では、適応に限度があります。

🔵人間との共有作業領域の違い

AGVとAMRはどちらも物流や製造現場における自動化を促進する技術ですが、人間との共有作業領域における特性が異なります。具体的に見てみましょう。

AGVの特性:

  • 磁気テープやレーザー誘導など、特定のガイドに従って運行されるため、予測可能な動きをしますが、人間が作業する範囲内に入る際は安全策を講じなくてはなりません。通常、センサーやフェンスで区切られた専用のエリアが必要です。

AMRの特性:

  • 周囲の変化に柔軟に反応し、人や障害物を回避しながら目的地へ移動することができるため、同じエリアで作業することが可能です。

🔵最適な適用領域:

  • AGV:定型作業や重量物の搬送、設備間輸送やライン供給
  • AMR:ダイナミックに変化する環境下での輸送、ピッキング作業や人間の協働

AGVとAMR各々の適用領域

それぞれのシステムを導入する際には、これらの特性を理解し、自社の現場環境やニーズに合った方を選択することが重要です。例えば、頻繁にレイアウトを変更する現場ではAMRの柔軟性が大きな利点となります。一方で、決まったルートで大量輸送を行う必要がある場合はAGVの効率性は魅力的です。

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