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サービスロボットが活用されている代表的な業種〜『福祉業界の動向』について

ニュース 2023-02-16 507 次

少子高齢化によって多大な影響を受けるのは医療分野だけではなく福祉分野も同様です。

特に、介護の領域では、介護人材の急速な需要拡大からデジタルトランスフォーメーションや、サービスロボットの導入による業務効率化の必要性が認識されているところです。2013(平成25)年6月、政府がロボット介護機器の開発・導入促進に戦略的に取り組むことを発表すると、経済産業省と厚生労働省は「ロボット技術の介護利用における重点分野」を策定し、介護ロボットの開発支援に踏み出しました。

高齢化社会が進み要介護者の増える一方介護スタッフは不足しているという現状や、介護施設でなく在宅での介護が必要な場合介護者が陥りがちな「介護疲れ」を解決するために、介護ロボットがこれから大きな役割を果たすと考えられてます。介護は肉体的な負担を伴う作業が多く発生します。例えば、ベッドから車椅子への移乗や、入浴、トイレの支援などが挙げられます。 そして、それらの肉体的な負担をできる限り少なくするためのサービスロボットの開発が行われています。 その1つが装着タイプのサービスロボットであるパワーアシストロボットです。腰回りや足に装着することで、重いものを持ちあげる動作などを補助することができます。また、移乗や入浴などに特化して支援するサービスロボットも開発されています。国の積極的な支援を受け、介護ロボットの開発は進んでいるものの、しかし現実的にはまだ普及していません。普及が遅れている理由はいくつか考えられます。現段階で介護ロボットができるのは単一作業のみであり、要介護者1人の介護を全てまかなうためには、多種の介護ロボットを組み合わせて使う必要があります。また、介護ロボットが完全にスタッフの代替を担える段階には至っておらず、人間の手による操作が必要となるためあまり実用的とはいえない点が理由として挙げられます。

介護施設では、高齢者の方への心身の健康増進も高齢者の健康増進も行わなくてはなりません。 動物を介在して心身の健康増進を行うアニマルセラピーという方法もありますが、アレルギーなどの問題もあり、常に動物と一緒に介護施設で過ごすことは難しいといえます。 そこで、高齢者と一緒に遊ぶことができるエンターテイメントロボットやセラピーロボットなどの癒しを提供するサービスロボットも積極的に導入されています。世界で最もセラピー効果のあるロボットとして、ギネス世界記録にも掲載されているパロがその一例に挙げられます。

株式会社ティファナ・ドットコムが開発・提供している「AIさくらさん」という音声会話型接客システムも、介護福祉における人手不足を補う存在として注目を集めています。AIさくらさんは、介護福祉の分野に特化したシステムというわけではなく、社内ヘルプデスクやコールセンター、インバウンド接客といった業務を代行するシステムです。ただ、介護福祉業界では夜間業務も多いため、高齢者とのコミュニケーションを代行してもらえるという点で期待が寄せられているのです。

また、近年では、フレイルという要介護状態になる一歩手前の状態が注目されています。人は年を取ると段々と体力が弱まり外出する機会が減り、病気にならないまでも手助けや介護が必要となってきます。 このように心と体の働きが弱くなってきた状態をフレイル(虚弱)と呼びます。筋力低下などによって体の働きが弱くなっている状態です。適度な運動がその予防やフレイルの克服には必要とされ、高齢者自身の移動を支援するための歩行アシストを行うサービスロボットの開発も進められています。

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