警備員ロボット、割り込みも注意できます 人手不足解消へ実証実験中

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イベント会場で入場者の行列整理をする警備員ロボットを、国際電気通信基礎技術研究所(ATR、本社・京都府精華町)が開発し、実証実験を始めた。イベントに来た客を行列の最後尾に誘導するだけでなく、列への割り込み行為などを見つけたら、注意もできるロボットで、人手不足の解消につながるか注目が集まる。

ロボットは、自動運転車などにも使われるレーザー光を使って物体までの距離を測定する「ライダー(LiDAR)」と呼ばれるセンサーを搭載。行列に並ぶ人の行動を認識し、来場者には「イベントはこちらです」と案内。割り込みなどその場にふさわしくない行動を認識すると、その地点まで移動して「列の最後尾にお並びいただけますか」などと注意を促す。イベント情報を伝えることもできるという。

実験は、大阪市住之江区のATCホールで、5月8日まで開催中のイベントで実施。サービスの効果を検証する。ATRの開発担当者は、「少子高齢化による人手不足で、社会の中で一緒に働くロボットが期待されている。実験を通じて改良を進め、人とロボットの共生社会の実現に向け研究を進めたい」と話した。(甲斐俊作)